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名も無き者として育てられた少女を救出せよ【書評】こわれた腕環―ゲド戦記 2


この記事は約 5 分で読めます。

今回は、ゲドがエレス・アクベの腕輪を探すべく旅に出ます。
と言っても、本文の半分くらいは、エレス・アクベの腕輪を所持していた巫女 アルハが中心となったストーリーになっています。
成長し、強くなったゲドも見どころですが、アルハの心理も勉強になりますね。
人間の弱い心理を見事に表現している作品ですよ。

著者は、女性小説家であり、SF、ファンタジー分野で有名な「アーシュラ・クローバー・ル=グウィン」さんです。
ゲド戦記の1巻の記事は、コチラです。

大人になっても読んでほしい【書評】影との戦い―ゲド戦記 1
http://www.dokushogaku.com/archives/4965

 

ゲド戦記の2巻は、二人の主人公が居ます。
冒頭でも書きましたが、ゲドがエレス・アクベの腕輪を探す旅のお話になっています。
しかし、お話の始まりは、そのエレス・アクベの腕輪を持っている巫女 アルハの出生から巫女になるまでのお話から始まり、そこにゲドが現れることで、アルハが人生を取り戻すという、主人公としては、アルハが殆どの部分を占めますので、ちょっと戸惑うかもしれません。

読みどころは、アルハのゲドと出会ってからの心理の移り変わりです。
アルハが自立していく過程での葛藤が素晴らしい。
この葛藤は、誰でもが子供が大人になる過程で経験することではないでしょうか。
これを子供にバーチャル経験させるという意味では、本書はすごいですよ。
ぜひ、子供から大人までオススメする本です。

 

評価(1巻で出てきたあの兄弟がなぜあの場所にいたのかどんな出生なのかが明らかになりますよ):★★★★☆

 

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