- 2008-11-13 (木) 22:24
- ビジネス
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ビジョナリー・カンパニー 2 – 飛躍の法則 (2001/12/18) ジェームズ・C. コリンズ商品詳細を見る |
本書は、「ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則」の続編です。
ですが、概念は大分異なります。
本書は、ビジョナリーカンパニーではなく、グッドカンパニーではなく、グレートカンパニーなるための法則について論じられています。
本書は、以下のように批判されたことから始まります。
「『ビジョナリー・カンパニー』は素晴らしい本だ。調査も素晴らしいし、文章も素晴らしい。でも、役に立たないんだ。」
「あの本に書かれている企業はほとんど、はじめから偉大だった。良い企業から偉大な企業に飛躍する必要はなかった。デービッド・パッカードやジョージ・メルクのような創業者がいて、ごく初期に偉大な企業の性格を作り上げている。しかしたいていの企業はそうではない。でも、自分の会社はたしかに良い企業だが、偉大な企業ではないことにどこかの時点で気づく。そういう企業はどうすればいいんだ。」
この質問に答えるため本書は存在します。
目次は以下の通りです。
第1章 時代を超えた成功の法則―良好は偉大の敵
第2章 野心は会社のために―第五水準のリーダーシップ
第3章 だれをバスに乗せるか―最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
第4章 最後にはかならず勝つ―厳しい現実を直視する
第5章 単純明快な戦略―針鼠の概念
第6章 人ではなく、システムを管理する―規律の文化
第7章 新技術にふりまわされない―促進剤としての技術
第8章 劇的な転換はゆっくり進む―弾み車と悪循環
第9章 ビジョナリー・カンパニーへの道
本書は、第五水準のリーダーシップがグレードカンパニーになるには必要と説いています。
では、第五水準リーダーシップとは何でしょう。
大きな特徴は、以下の通りです。
・次の世代でさらに偉大な成功が収められるように後継者を選ぶ。
・徹底して謙虚であり、控え目で飾らない。
・職人のように勤勉に仕事をする。見栄えのいい馬より農耕用の馬に近い。
・成功を収めたときは窓の外を見て、自分以外に成功をもたらした要因を見つけ出す。結果が悪かったときは鏡を見て、自分に責任があると考える。
普通に尊敬に値する人ですね。
謙虚で控え目、勤勉なリーダーは多いのではないかと思います。
しかし、さらに偉大な成功が収められる後継者を選ぶことができるリーダーはそうそういない気がします。
リーダーになるというのは自分が引退してからのことも考えなくてはならないと教えられました。
そして、私としても意外な調査結果がありました。
従業員や幹部の動機付けに努力するのは、時間の無駄である。ほんとうの問題は「どうすれば従業員の意欲を引き出せるか」ではない。適正な人たちがバスに乗っていれば、全員が意欲を持っている。問題は、人びとの意欲を挫かないようにするにはどうすればいいのかである。そして、厳しい現実を無視するのは、やる気を無くさせる行動の中でもとくに打撃が大きいものだ。
私自身が、会社の動機づけがしっかりしていないから会社の向かう方向が良くわからないんだ!と考えていましたが、そうではなかったのですね。
たしかに、ビジネスが軌道に乗っていて忙しい部署は、みんな疲れているのにやる気がみなぎっていますね。
そうだったのか、こういうことだったのかとちょっと感動しました。
そして、やっぱりこれが重要ですよね。
最終結果がどれほど劇的であっても、偉大な企業への飛躍が一気に達成されることはない。決定的な行動、壮大な計画、画期的な技術革新、たったひとつの幸運、魔法の瞬間といったものはない。
会社が短期の目標に固執するようになったらやばいってことですね。
そんな会社に未来はないと。
私は、前作の「ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則」よりも本書の方が素晴らしい内容だと思います。
、「ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則」を読んだ方は必ずこちらも読むべきです。
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