- 2008-10-30 (木) 22:45
- 語学
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中国語関係の本の書評は初めてですね。
著者は、NHKラジオ中国語講座で有名な相原茂さんです。
午後の中国語―ことばのエッセイ
(1990-10)
相原 茂
★★★★★
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この本は、相原さんが共著している以下の学習書に掲載されていて知りました。
Why?にこたえるはじめての中国語の文法書
(1996-06)
相原 茂
★★★★☆
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この本は、中国語に関するエッセイ集です。
中国語を学んでいる人以外にも中国に興味がある人には結構楽しめると思います。
目次は以下の通りです。(Amazonから抜粋)
第1篇 教・学・ヒント集
第2篇 ことばと社会
第3篇 ことばの不思議
第1篇から第2篇は、中国語初心者の私でも楽しめました。
第3篇は難しくてよく分かりませんでした。
中国語で書かれた武侠小説を読むのを夢見ている私にとっては、参考にしたい内容があったのでご紹介します。
「一ページの中に二、三回しか出て来ない単語は辞書を引かないというアメリカの青年」のお話。
この少年はさらに、「そして、三回以上も同じページに出てくる単語については大体推測がつくから、この青年は殆ど辞書をひかないということになる。」
これの言わんとしていることは、小説を読んでいる際に辞書を引くと小説の流れを一時止めることになるし、語学学習中の人がちゃんと翻訳できるわけがないのだから、一部ではなく、全体像を見るようにしなさいということ。
確かにそうだなぁ。と、過去に英語の洋書を読もうと頑張ったことがあったけど辞書引きまくってばっかりで内容はよくわからなかったことがありますね。
どんな国の本でも本の読み方には変わりがないということですね。
勉強になります。
私が行っている学習方法の一つにとりあえず電車の中で中国語の単語集(私が使っているのは、キクタンの「入門編」と「初級編」です)やPodcast、音楽をバックミュージックとして聞くというのがあります。大体聞いているときは好きな本を読んでます。
その学習方法を裏付ける内容が記載されていたのでご紹介。
英語学の安井稔さんが著書の中で書いていたという以下のお話。
安井さんは、2、3年来毎日のように、ラジオのドイツ語、ロシア語、フランス語の入門講座を聞いていたそうです。
目的も目標もなく、まるで音楽を聞くように聞いていただけだそうです。
安井さんは、「それでは何も覚えられないであろう、と言われれば、まさにそのとおりである。」と言い切ったそうです。
しかし、「フランス語ならフランス語という、いわば、言葉の海に身をさらし、ひたすのに役立っている」と言ったそうです。
その言語に触れる時間を増やすとだんだん身近なものに感じられ、抵抗感がなくなってきて、外国語を身につける準備ができるということでまったく無駄なことではないということだそうです。
そうですね。
それに、バックミュージックで聞いてても聞かないよりは不思議と単語覚えてるんですよね。
私は暗記が不得意で、10のうち10を全部覚えることはできないけど100のうち10は覚えることができると思っていて、そういう勉強方法を心がけています。
おっと、全然中国語に関する話題を挙げていませんでしたね。
しかし、中国語ではなく中国の話題を一つ。
中国の女性はとにかく強いというお話。
男性に一歩もひけをとらないどころか、生きて生活していく分には女性が優位ですらあるそうです。
(この本が1990年初版ということもあり、今の中国はそうでもないかもしれません。)
この強い中国の女性にとって恋は、原則的かつ現実的であるそうで、恋は盲目ではないと。
中国では恋は最も現実的な仕事だと言いきっています。
ちょっと前の日本の年頃の娘を持つ母親が、男は「一流大学、一流企業、マイカー・・・」じゃなきゃいけないとか言ってましたが、中国では、当の本人がこのようなことを当然のように言うそうです。
私は、しみじみ日本に生まれて良かったな。特に中国じゃなくてと思った次第w。
コレに関連して、こんなに女性が強いせいか、中国には、「口説く」という単語がないそうです。
全然ないわけではないが、日本で言う「口説く」のニュアンスがある単語がないということらしい。
中国では、女性は誘われるのを受け身で待つというのではなく、積極的に相手を捕まえるのだそうです。
それに、恋人がいないと言わず、「対象」がいないと表現するそうです。
確かに、武侠ドラマに出てくる女性も気が強いタイプが多いですね。
日本では、こういうタイプがヒロインになるなんてほとんどないのに、武侠ドラマでは結構あったりしますね。
そういうお国柄なんですかね。
以上のように面白話がたくさんあって楽しめました。
お薦めの一冊です。
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